タガメ|繁殖・産卵
繁殖・産卵
分類:コオイムシ科タガメ亜科タガメ属
学名:Lethocerus deyrollei
別名:とくになし
分布:北海道を除く日本全土 朝鮮半島 中国
サイズ:5cm~6cm
特徴:体色は暗褐色で若い個体には黄色と黒の縞模様があります。コオイムシに似ていますが本種のほうが大きくなり尾の呼吸管があることで識別出来ます。現在は種の保存法に基づき、国内希少野生動植物種に指定され、飼育、販売などが規制されています。
- 繁殖
- 春に越冬から目覚めた成虫は5~6月頃に性成熟し、繁殖活動を開始します。この頃には、雄が腹で水面を一定リズムで叩く求愛行動が見られ、これによっておこる波によって雌を呼び寄せます。交尾、産卵は日没後に行われます。
- 産卵
- 水面上にある杭や植物の茎などに60~100個程度の卵を産み付けます。この卵塊は雄によって給水、保護されて約10日で孵化し幼虫は5回の脱皮を繰り返し、40-50日で成虫となります。