マダラクワガタ|繁殖・産卵
繁殖・産卵
分類・コウチュウ目クワガタムシ科マダラクワガタ亜科マダラクワガタ属
学名・Aesalus asiaticus
分布・北海道、本州、四国、九州(佐渡)、伊豆諸島(大島・利島、御蔵島)
サイズ・最大6mm程度
特徴・日本産クワガタの最小種。小さく丸い体で強く擬死するためそうは見えませんが、拡大すると顕著な雌雄差・大きく発達するオスの大アゴ・特徴的な触角形状など、クワガタムシの特徴をしっかり備えています。依存する環境が高地に多いため高山種のイメージの強い種ですが、低山地や離島部でも生息が確認されています。
- 繁殖
- 幼虫期間は半年程度。育成には赤枯れ材による材飼育や赤枯れマット・赤枯れ材をブレンドした微粒子マットの使用が一般的です。
- 産卵
- 本種は高山でよく見られる“赤枯れ”と呼ばれる特殊な朽ち方の材に依存していますので材の確保が必須になりますが、虫のサイズが小さいため小さい端切れでも十分に繁殖させられます。材は加水・水切りしマットに埋め込むかたちでセッティングします。孵化したての幼虫は極小サイズなので割り出しが必要な場合はセッティング後2~3ヶ月は待ってから行ったほうが良いでしょう。