マツムシ|繁殖・産卵
繁殖・産卵
分類:バッタ目 キリギリス亜目 マツムシ科
学名:Xenogryllus marmoratus
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
サイズ:体長20~30mm程度
特徴:♪チンチロチン♪の聞きなしで古くから有名な鳴虫。秋の鳴く虫として鈴虫と双璧を成す種ですが、移動能力に乏しく生息環境の破壊から都市部では著しい減少傾向にあります。薄暮時間帯以降に鳴くため日中に鳴かせるには、暗所に置く必要があります。また競い鳴きする習性が強いのでオス2匹以上で飼育するとより楽しめます。
- 繁殖
- 秋に枯れ草内に産み付けられた卵は6月頃孵化。2ヶ月ほどで成虫になります。弱令幼虫は枯葉を好んで食べるので、孵化後も産卵材は残しておきます。
- 産卵
- 主にイネ科草本の枯れた茎に産卵します。本種の卵は乾燥環境に特化しているようで、産卵床にキリフキで加水するような管理方法だとほとんどカビてしまいます。湿度に関しては月に1,2度周辺の床材に軽く湿気を与える程度で十分だと思われます。